年賀状やポストカード作成等のWEBサービス開発・運営を手掛ける、株式会社ソルトワークス(所在地:北海道札幌市、代表取締役CEO:鶴尾 康)は、11月1日(金)から年賀はがきの発売が開始するのにあわせて、年賀状に関する意識調査を実施しました。10月1日に郵便料金が値上げとなり、はがきの値段は1枚63円から85円となりました。年賀状への影響も懸念されるなか、今回の調査によりその実態が明らかになりました。
〈調査サマリー〉
・郵便料金が値上げとなったが、例年年賀状を出している人は今年も8割が出す予定
・今年も年賀状を出す予定の人の約4割が枚数を減らす予定。一人当たりの枚数は年々減少傾向に
・今年出さない予定の人のうちコスト面が理由なのは25%にとどまる
・出さない理由の圧倒的第1位は「他のツール(LINEやSNS等)で代用できるから」
・郵便料金の値上げが今後の年賀状に影響あると回答したのは約半数
・3人に1人は郵便料金値上げは自身の年賀状事情に影響ないと回答
・約6割の人が年賀状はパソコンで自作していて、アプリやWEBサービスを利用する人は少数派
〈調査概要〉
調査対象:全国の20代以上、男女300人(直近3年以内に年賀状を出したことがある人)調査期間:2024年9月17日〜9月18日
調査方法:インターネット調査
回答属性:20代…10.0%、30代…31.3%、40代…38.7%、50代…15.7%、60代以上…4.3% /男性…50.3%、女性…49.3%
◾️郵便料金値上げ後初の年賀状シーズン。意外にも「今年も出す予定」が約8割
最も気になる「今年は年賀状を出しますか?」の質問に対しては、「出す予定」が77.3%で圧倒的に多く、「出さない予定」は10%にとどまりました。例年年賀状を出す人たちは、はがき料金が値上がりしても変わらず出す人が多いことがわかりました。
今年も出す予定の人は「多少値上がりしても、年賀状はなるべく続けたい。(50代男性)」「年賀状が届くとやっぱり嬉しいので枚数は減っているが継続して送りたい(30代女性)」と、ポジティブな声がある一方で、「今年は出しますが、数年後はコストを考えてやめるかもしれません。(50代女性)」「1枚当たりの単価がかなり上がるため送る相手をかなり絞らざるを得ない。(40代女性)」「昔ながらのしきたりのような感じがして、文句を言いながらも出してしまうと思います。ただ、あまりにもはがきの値段が上がってしまうようなら、今後は考えなければいけないかもしれません(40代男性)」といった、今年は出すものの今後を不安視する意見も多くありました。
出さない予定の人は「高すぎるため年賀状をやめることにした。同じような人はかなり多いと思う。(30代女性)」「郵便料金値上げは年賀状じまいを決める良いきっかけとなりました。(30代女性)」といった、郵便料金値上げによって出さない選択をした声も聞かれました。
◾️一人あたりが出す予定枚数は減少。10枚以下が圧倒的多数
今年も年賀状を出す予定の方に、例年に比べて枚数の増減がどうなりそうか質問したところ、「あまり変わらなさそう」と答えた人が61.8%と最も多い結果になりました。次いで「やや減りそう」が31.9%、「かなり減りそう」が5.5%となり、全体の4割弱の方は枚数を減らすことがわかりました。反対に枚数を増やす予定の人は1%にも満たず、年々年賀状発行枚数が減少しているのも頷ける結果となりました。
予定枚数は「10枚以下」が46.4%と最も多く、次いで「11〜30枚」が37.9%となりました。年賀状発行枚数が現在の4倍以上ありピークだった2003年では1人あたりが出す枚数が約35枚だったので、約20年で一人あたりが出す枚数が大幅に減ったことがわかります。
枚数に関して、「周りが年賀状を減らしているようです。料金値上げも年賀状が減るのに影響するのは間違いないと思います。(60代以上男性)」「できるだけ人を絞って出したいと思っています。願わくば、徐々に減らしていければいいなと。(40代男性)」といった、枚数の減少傾向を伺える声もありました。
◾️年賀状を出さない理由の1位はコスト面ではなく「紙以外のツールで代用できるから」
次に、これまで年賀状を出していたものの今年は出さない予定の人にその理由を聞いてみました。出さない人の62.5%が「LINEやメールなど紙以外のメッセージツールで代用できるから」、次いで30%が「SNSで代用できるから」と回答しました。年始の挨拶自体は続けるものの、その形式に紙にこだわらないと考える人が増えていることが伺えます。
「郵便料や印刷代などコストがかかるから」は大多数ではないものの25%の人が回答。物価高騰や郵便料金値上げが年賀状を出さない理由になっている人も多少いるものの、値上げが年賀状離れの最大の原因になっているとはいえない結果になりました。
年賀状に関する自由記述回答を見ても「今の世の中だとSNSで簡単に繋がることが出来るので、少し年賀状という風習は古くなってきているのではと思います。(30代女性)」「年賀状を辞めるか迷う。子供の写真を見せたいので祖父母に送っているが、それもスマホで送ればいいかなと。(30代女性)」「SNSがある現在、年賀状を出す習慣が昔から変わらないのはあまり好ましくないとも思う。(50代男性)」といった意見が多くあり、コミュニケーションツールの普及が年賀状離れの大きな要因であることがわかりました。
◾️郵便料金値上げは今後に影響ありと回答したのは約半数。「年に一回のことだからあまり関係ない」「徐々に減らしていく」などの声も
10月1日にはがき料金が63円から85円へ値上がりしましたが、この値上げが個々の年賀状を出すことに影響があるかどうかを調査しました。
年賀状を出すこと自体への影響は、「多少はある」と回答した人が最も多く41.7%、「とてもある」と合わせて約55%の人が、郵便料金値上げが今後の年賀状を出すことへ影響していることがわかりました。反対に、影響が「全くない」「あまりない」と回答した人は合わせて32%となり、全体の約3分の1の人は郵便料金値上げはあまり自身の年賀状へは影響ないと考えていることが判明しました。
枚数に関しての影響は、44.3%が「とてもある」「多少はある」と回答しましたが、反対に「あまりない」「全くない」と回答した人も41.6%にのぼり、枚数への影響の有無はほぼ半々となりました。
自由記述回答を見てみると、「1年に1回だけなので料金が多少上がっても出すと思う。ただ、2倍くらいになるとメールに変えるかもしれない(40代男性)」「元々身内にしか出さないのでたいして影響は感じません。いっぱい出してる人は影響が大きいでしょうが…。(40代男性)」「郵便料金値上げが決定した時から、年賀状をもらった人にのみ出そうと家族で話していました。(40代女性)」「そこまでの値上げではないから年賀状に対する意識はなにも変わらない。(30代女性)」といった声が寄せられました。
◾️年賀状の作成方法はパソコンによる自作派が大多数。通販やアプリはまだまだ少数派
年賀状の作成方法を聞いたところ、半数以上が「パソコン(年賀状作成ソフト)」で作成していました。手軽に作成できるインターネットサービスやスマホ向けアプリを利用する人は1割にも満たず、まだまだ自宅のパソコンで自作する人が多いことがわかりました。
しかし、自由記述回答をみてみると「年末の忙しい時期に作成しなければいけないので憂鬱です。(40代女性)」「普段使うことのないプリンターを使うので、スムーズでないことが多く、大変。(50代女性)」「わざわざハガキを買うことや、書いたりいろいろ準備することが面倒になってきた。(30代女性)」「年賀状は日本の文化や伝統であるものの、面倒・手間だと感じる部分も大きい(40代男性)」などの声が多くあり、作成や準備に煩わしさを感じている人も多いようです。
◾️文化としてはまだ根強い人気がある年賀状。今の時代だからこそ感じる良さもあり
年賀状に対して感じることについて聞いたところ、ネガティブな意見では「義務感でやらされているだけで本音では早くやめたい。(40代男性)」「今の時代正直もう必要ない気もしている。(40代男性)」「出すことをやめたいが、やめると皮肉を言われたり人間関係が拗れたりするのが面倒なので仕方なく出している。(30代女性)」などがあり、毎年出してはいるものの前向きな気持ちではないという人も一定数いることがわかりました。
一方で、年賀状文化に対するポジティブな意見も多数寄せられました。「デジタル技術が発達しても、年賀状はいつまでも残っていて欲しいです。(40代女性)」「今の時代、極めてアナログな手法だと思いますが、それ故に、風情・人間味・温かさなどを感じられる良さがあると思っています。遠方の普段連絡を取ることはない知人と繋がりを保つのにも大いに役立っています。(50代男性)」「LINEなどでも伝えられるけど、お金と時間をかけてでも送ろうと思ってくれている心が嬉しいので、私も引き続き送りたいと思っています。(40代女性)」など、コミュニケーションツールが発達した現代だからこそ、あえて紙の形で送る年賀状に愛着を持つ人も多いことがわかりました。
【 郵便料金値上げと年賀状について感じること 】※一部
・値上げは仕方ないとは思うが、年賀状を出すとなると微量だとしても負担が増えるので少し残念。(30代女性)
・郵便料金の値上げは残念ですが仕方ないと思います。毎年お世話になった方への挨拶としてできる限り年賀状を送りたいと考えています(30代女性)
・年賀状は文化であり習慣だからこれからも大事にしたい。値上げはしょうがないと思うし、今でも十分安いからありがたい。(40代女性)
・1年に1度のことであり、新年の挨拶としてビジネス・プライベート両方で必要なものなので、郵便料金が値上げしたからといって考え方が変わったりすることはありません(40代男性)
・様々な情勢から値上げは致し方ありませんが、大切な方と繋がる年賀状の価値は不変的なものです。価格に愚痴をこぼしつつ、何名かの方に出すことは続けると思います。(50代男性)
・元々年賀状を出す文化が無くなってきているので、値上げによって更に減ってしまうのではないかと寂しく感じます。(40代男性)
・ただでさえネットの普及やSNSの普及で年賀状の文化自体が無くなりつつある現状での郵便料金値上げはトドメを刺しに来ているような気がしてあまり良い印象は持っておらず、後10年ほどしたら年賀状文化自体が消失しそうといった印象を抱いている。(30代男性)
・手書きの年賀状を受け取ることが楽しみでしたが、値段を考えるともうLINEなどの挨拶でいいかもしれない、年賀状だけのつながりの人まで出さなくてもよいのではなどと思ってしまいます。(30代女性)
・年賀状の在り方を考えるいい機会だと思う。年賀状終いも考えているところ。(50代男性)
・年賀状を日本の季節の行事や文化と位置づけて、年賀状料金は据置か値下げをしたほうが、日本郵便への親近感が高まり経済的にも良い効果が見られるのではないかとも思います。(50代女性)
・値上げにより、どうしても出したい方だけに絞り込むつもりです。年々出す枚数も届く枚数も減っているので寂しいですが時代の流れで仕方ないとも思います。(50代女性)
・値上げは嫌だし作成も面倒だが年に一度のイベント感覚でもらったら嬉しいのでやっています。(40代女性)
◾️写真とデザインを選ぶだけでハイクオリティな1枚が作成できる「年賀家族」
「年賀家族」は、使いたい写真と好みのデザインプレートを選ぶだけでWEB上で簡単にハイクオリティな一枚がつくれる年賀状作成サービスです。コンセプトは“写真が主役になる年賀状”。約2,000点に及ぶオリジナルデザインは、写真を引き立てるように緻密に計算して制作しています。写真点数やデザインの色もクリックひとつでアレンジでき、一度に20デザインまで同時注文することが可能なので、送る相手に合わせて作り分けをすることもできます。
他にはないデザイン性の高さと、注文から購入後までの充実したサポート体制で、サービス開始から10年以上多くのリピーターのお客様に支持されてきました。「年賀家族」はこれからも、大切な人への年に一度のご挨拶にこだわりたい方々に寄り添ったサービスを提供してまいります。
「年賀家族」公式サイト(https://nenga-kazoku.com/)
■会社概要
商号 :株式会社ソルトワークス
本社 : 〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西2丁目5 南一条Kビル 9F
代表者 : 代表取締役 鶴尾 康
設立 : 2008年10月3日
URL : https://saltworks.jp
事業内容: WEBサービスの開発・運営
■本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先
株式会社ソルトワークス 広報担当:菊池
電話:011-231-5717 FAX:011-223-6445
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